3日間の展示会の通信コスト – SORACOM Air

来年の話をすると鬼が笑うと言いますが、去年の話をすると世間に笑われるのでしょうか。
新年最初の投稿は、昨年の展示会で使用したSORACOM Air, Harvest, Lagoon などにかかったコストのメモです。
皆さん明けましておめでとうございます。

展示会:スマートビルディングEXPO 2018

2018/12/12-14の3日間です。東京ビッグサイト。

デモ装置:IoT鉄道模型

これまで度々書いている装置です。10:00-18:00の約8時間デモ装置を稼働させました。

データ量

SORACOM Air をセットしたOpenBlocksを2台使ってAWS Greengrassの通信とSORACOM Harvest/Lagoonへの通信、Webアクセスです。

(1) EnOceanセンサーデータ
CO2, 温度, 湿度をjson形式で10分間隔で送信。

(2) AWS Greengrass CoreとAWSの通信、AWS IoTへ周回数の送信、PCからWebブラウザでLagoonのダッシュボードを5分間隔でリロード

3日間の結果データ使用量は以下でした。
(1) EnOcean: 505KB
(2) WebアクセスとGreengrass他: 128MB

通信料金

日付 EnOceanデータ [円] Webアクセス, Greengrass[円] Harvest 基本料金2枚 合計 [円]
12/12 0.1 13.5 5.0 20.0 38.6
12/13 0.1 17.4 5.0 20.0 42.5
12/14 0.1 53.2 5.0 20.0 78.3
3日計 0.3 84.1 15.0 60.0 159.4

3日間でトータル約160円でした。基本料金 60円 とHarvest 15円 の固定分で約45%。残りの85円がデータ通信料です。

この通信料金はWebアクセスとGreengrass用の通信料金が13.5、17.4、53.2円と大きいですが、GreengrassやAWS IoTへのuploadは3日共2円弱です。ほとんどはWebブラウザの画面更新です。3日分では84.1-6=約78円でした。

EnOceanセンサデータは100バイト以下の数値データを10分間隔でuploadしているだけなので3日間でも0.3円とタダみたいな料金ですね。

結局のところIoTとしてuploadしたデータは3日間で 6円 ほどでした。

SORACOM Lagoonの料金

今回SORACOM Lagoonは使用開始月のため無料期間中でした。通常では980円/月なので日割り計算すれば33円/日相当です。
通信コストと比較しても意味は無いと思います。この高機能なダッシュボードが短時間で開発できるツール、サービスと考えると開発費やランニングコストに与える効果は非常に高いです。プロトタイピング、PoC、デモには現状で最高のダッシュボードと感じました。

エッジ制御の効果

AWS Greengrassでエッジからデバイスを制御したため、クラウドとの通信量を大きく削減できたことが確認出来ました。即応性が高いことも併せて、エッジは実案件においても興味深い選択肢になると思います。

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