5Wのパネルでは運用を中断した3か月間の振り返り – 太陽光発電ラズパイカメラ(3)

太陽光発電ラズパイカメラを設置して3か月が経過しました。
ほぼ毎日雨が降り不日照が続いた6月から7月の間は、不幸なことに5Wパネルで運用したため
バッテリの充電が追い付かなくなり、7月前半にラズパイカメラを6日間停止しました。
その後は12Wパネルに戻したことにより充電不足は解消され、晴天の続く8月は毎日満充電となっています。

履歴

5/18: 設置 12Wソーラーパネルと5Ahバッテリーで運用開始
6/6: 5Wソーラーパネルに変更
7/6: バッテリー電圧11Vとなったためラズパイの運転を停止し。12Wパネルに変更。バッテリー充電のみ
7/12: バッテリ電圧が12Vに回復。ラズパイ運用再開

充放電の推移

グラフ
黄色 : ソーラーパネル出力電圧。左軸 [V]
赤色 : バッテリー充放電電流。右軸 [A]。マイナスが放電、プラスが充電
青色 : バッテリー電圧。左軸 [V]

2020年6月


前半は不日照が続くことが無かったので 5W パネルでもバッテリーの満充電が可能です。
バッテリー電圧は変動しながらも12V以上を維持しています。

6月後半になると梅雨に入り、天気の悪い日が続くと 5W パネルでは発電量が不足しています。
13V以上を示すことがなくなり、徐々にバッテリ電圧が下がってきています。

2020年7月

7/3-7/6の間は雨が続き、ほとんど日照がありません。バッテリ電圧が低下し11Vとなりました。
バッテリ電圧が12V以下になるとバッテリの容量は50%を下回っており、電圧低下と劣化が加速します。

7/6 9:00 にはバッテリ電圧 10.94V にまで低下したのでラズパイの運用を停止して、当面バッテリの充電のみとすることにしました。
ソーラーパネルも12Wに戻して発電量を改善してバッテリーの回復を待ちます。

ラズパイ停止のあたりを拡大するとこちら。

7/12にバッテリー電圧が12Vに回復したので、ラズパイカメラの運用を再開しました。
12Wソーラーパネルであれば曇りや雨の日の発電量でもラズパイの消費電力分を充電することが可能です。
7月後半も雨の日が続きましたが、バッテリー電圧を13V-14Vまで充電していることが解ります。

2020年8月

8月になると梅雨も明け、連日晴天が続いています。毎日満充電まで充電しており、バッテリー電圧は13V-14Vを示しています。
バッテリが十分に充電されているため、ソーラーパネルの出力電圧も18V以上を記録しています。
この天気ならば5Wパネルでも大丈夫かと思います。

なお、40℃を記録。あつい。

まとめ

前回の記事で 5Wパネル + 5Ahバッテリーで大丈夫そうと書きましたが、不日照が3日続くとやはり厳しいことが明らかになりました。
今年の梅雨は雨が多く日照条件は厳しかったのですが、5Wパネルの発電量では足りないですね。
12Wソーラーパネルは曇りや雨の日でもラズパイの消費分を充電できる発電量がありますので、こちらをメインに使用しようと思っています。

とは言え、この晴天続きの猛暑の日々には充分すぎる発電量なので、それはそれでもったいないような。

関連記事

太陽光発電とラズパイカメラでIoT家庭菜園を始めてみる – 太陽光発電ラズパイカメラ(1)

ソーラーパネルの発電量を測定してみる – 太陽光発電ラズパイカメラ(2)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

seventeen − nine =